INTERVIEW 03

及川 絵里
クリエイティブチーム 係長
2015年入社(新卒)
出身校の学部・学科・専攻:東北工業大学大学院 ライフデザイン学研究科

ずっと使っていても
使いやすい製品を
デザインできるようになりたい。

入社の経緯・学生時代に何をやっていましたか?

大学院を卒業後、新卒でナスタに入社しました。入社4年目くらいのときにナスタがLIVNEXとしてホールディングス化され、その際に親会社のLIVNEXへ転籍しました。

学生時代は工業大学でプロダクトデザインを専攻、主に木を使った椅子などのデザインや製作をしていました。ナスタでは企画やデザインをやりたいと思い入社しました。LIVNEXでも同じ業務に携わっています。

LIVNEXでの、仕事内容を教えてください。

商品の企画デザイン職に携わっています。直近では、インターホンのデザインや布製のソフト宅配ボックスの企画開発などを担当しました。

インターホン事業では、ハードのデザインだけではなく、アプリや「ピンポン」という音のデザイン監修をしたり、初めてのデザイン分野にチャレンジさせてもらっています。

これまで経験のなかったアプリデザインでは、どういう順番で画面が出てくるのか、どこにどういうボタンがあって、どう押したらどう動くのか、というところも含めてほぼ全てのデザインを担当しました。

LIVNEXの良さはどんなところですか。

学生時代に勉強しなかったようなことにもどんどんチャレンジができ、様々な知識を増やすことができました。そしてまたその知識をプロダクトや紙面のデザインなどに生かせるようになってきました。LIVNEXにいて一番デザインに影響するのは、クリエイティブ統括に世界的なクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんがいることです。可士和さんのすぐ近くで、その思考を取り入れられるということがとてもありがたいです。

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デザインの構築の仕方はどのようにしていますか。

どういう世界を作りたいか、どういうコンセプトなのか。見た目がかっこいいのか、それともすごく便利なのか、そういうところをちゃんと汲み取って、どんな素材がいいのだろう、形がいいのだろう、どういう使い方がいいのだろうと、まず頭の中で考えて、とにかく手を動かして書いてみます。

あとは、プロダクトであれば、他社の同じプロダクトを見るのではなく、まったく関係のないものを見て、何か転用できないか、違う分野から発想を得るようにしています。インターホンの企画デザインをしている時には、ボタンの押し方もインターホンではなく、オーディオ機器を見たり、家電を見たり、街を歩いていろんなものを見たりしていました。歩いている時にいろんな所を見るので、すぐに道を覚えます(笑)

デザイナーとしてのこれからの目標を教えて下さい。

デザイナーとして有名になりたいとかはなく、その製品が褒められるデザインをしたいというのが大前提にあります。便利だねと言われるよりも、自然に何も違和感なく生活に溶け込めるようなデザインができるようになりたい。10年20年と時代が進化しても、色褪せない。将来ずっと使っていても使いやすい製品をデザインできるようになりたいと思っています。

LIVNEXはどんな会社ですか。

LIVNEXの皆さんは、自分から進んでいく、攻める姿勢の人たちが多い印象ですね。中途採用の方も多いので、それぞれのスキルをちゃんとみんな持っていて、そのスキルをそれぞれが発揮している人たちが多い気がします。よく言うのは、肉食系が多い(笑)

意見が合わず反発する時もありますが、チーム皆いい製品、いい社会を作りたいっていうゴールは一緒。そこに対して1人1人が強く、歩いているイメージがあります。

あとはみんな新しいものを作りたい人が多いので、新しいことにチャレンジしたい人が多いイメージですね。

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私生活と仕事の両立はどうですか。

プロジェクトが佳境に入ってくると作業や打ち合わせが集中するので、フレックス制度を活用して、前日に頑張ったなと思ったら次の日はゆっくり来たり、逆に朝早くに始業したら、その分早く帰って自分の好きなことやったり、自分でコントロールするようにしています。

仕事柄、外に出てインプットを多くすることも大事なので、たまに仕事の時間を使ってセンスのある場所に行ってみたり、朝の時間にいろいろなお店に行ってみたり、そういう時間は取りやすい会社だと思います。

今後、どんな人に入社してほしいですか。

いろんなことに興味がある人が強いなと思っていて、例えば自分がデザインの担当になったときに、デザインのことしか考えない人よりも、営業ってどうすれば売れるような会話ができるんだろうとか。製造ってどのように作っているんだろうとか…

そういう疑問や興味を持つ人の方が知識を獲得できるチャンスが多いので、とにかく興味を持つ人がLIVNEXに合っていると思います。

就活していて、最終的にLIVNEXグループにしようと思った決め手は何ですか?

住宅設備業界はあまりデザインに配慮されてない。内装に関わるような設備であるにも関わらず配慮されてないようなところが多い中、ナスタはしっかりデザインにも、使い勝手にもこだわっているので、これからの住宅業界に対していろいろ考えられていると感じられて、応募しました。

内定をいただいてから入社しようと思ったのは、笹川社長と最後の面談で、デザインに対する思いをお話できたことでした。ただ物を作るだけでなく、時代背景が変わっていく中でも、生活や人の心を豊かにすることは、これからずっと続くこと。そういう意味でもモノだけに集中してはいけないということに共感しました。

消費者はモノが欲しいわけではなく、豊かな生活であったり、暮らしやすさだったりを本質的に求めてるので、根本的なところを変えたいというのが、LIVNEX・ナスタの使命だと思っています。

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